永い歴史に幕で、涙の春祭…。
先日、天神さんの春祭の本日もご奉仕させて頂きました。
いつもは、宵宮だけですが、今年は楽人さんが引退されて私が代わりに務めました。
天神さんの春祭は、ちょっと変わってて、二社の合同のお祭りです。
別のお宮さんの神様が神輿に乗られて、天神さんに来られて、祭典が行われます。
なので、ダブルの神女さんの舞に太鼓を鳴らします。
宵宮は、2セットですが、本日は3セットです。
鈴、榊、ご幣の順です。
同じリズムをず~っと一定に保って叩くので、なんか意識が飛びそうでした。
力もどうしても入るので、肩もやられそうでした。
なんとか無事に終わりました。ヽ(´▽`)/
しかし、この二社の合同のお祭は、なんと今回が最後だそうです。
もともと、五社の合同のお祭で、山まで神輿を運んでお祭されていましたが、この天神さんに祭場が移って、お祭をしていたそうです。
鉄道が走った為とか、水利権でもめたとか、諸説有りますが、明治29年からは二社で、お祭されておられたそうです。
天神さんの氏子さんの減少と高齢化の為、やむなく今年が最後だそうです。
いいお祭なのになぁ。
なんか、関係ない私が思わず涙が出ました。
最後、記念撮影をして、来られたお宮さんの若衆が「最後に天神さんの神輿、担がせて下さい。」とおっしゃって。
長い間、天神さんの神輿は動かされず、ひもろぎのけんさきに移って、御旅されてたそうです。
天神さんの氏子さんは、神輿を見られて寂しそうでした。
氏子さんの悲しさと、悔しさとが伝わって、こちらも胸がつぶれそうです。
自分の無力さに、落ち込みました。
でも、この最後のお祭にご奉仕させて頂けて、本当に良かったです。
来年は、簡素化されるそうですが、もし、呼んで頂けたら、笛を持って来ます。
神移しの儀で、拙い笛ですが、奉奏させて頂きたいです。
少しでも、天神さんの神様に喜んで頂けます様に。
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