無事に奉納演奏を終えられました。
先日、京都でお世話になってます雅楽会の奉納演奏に参加して来ました。
安芸の宮島の厳島神社に、芝先生と舞楽を奉納させて頂けました。
朝の5時半に家を出て、京都駅集合でバスで5時間ゆられてフェリーに乗りお昼をまわって到着しました。
早起きが大の苦手な私は、寝過ごすのが怖くて一睡も出来ずにふらふらとしてましたが気持ちはどんどんどきどきして…。
厳島神社に到着して、正式参拝をしました。
ご本殿横の待合室の「蘭陵王」の絵です。
厳島神社の神様に、感謝と少しでも良い演奏を奉奏させて頂けます様に願いました。
そしてすぐに「蘭陵王」の合わせをして、着装して…。
この控室は、重要文化財のお部屋ですごいなぁ。
舞人さんの着装が行われて、残りの「喜春楽」、「古鳥蘇」のゲネプロをして本番です。
う~~~ん緊張するなぁ。
残念ながら雨が降って来ましたので、舞台は使えずご本殿前の祓殿で奉納させて頂きました。
参拝者の方々もたくさんおられる中、始まりました。
演奏は、芝先生の龍がまさに天空を駆け抜けながら鳴く様な笛の音色のうねりに身を任せて夢中で笛を吹かせて頂きました。
集中力との戦いで。
「喜春楽」を吹き終えて、厳島神社と言えば「蘭陵王」で…。
東京から御出演頂いたKさんの美しい舞に感激でした。
最後は、この日まで胃が痛くて眠れないほど不安だった「古鳥蘇」を吹いて、吹き終わりたくない位に幸せな気持ちになりました。
無事に無心で奉奏させて頂きました。
厳島神社の神様、芝先生、厳島神社の神職さん、雅楽会の皆さん、本当にありがとうございました。
雨で、この祓殿で吹かせて頂けて良かったかな。
少しでもご本殿に近いところで吹かせて頂けて。
こちらだと演奏者も舞人も離れてて、音が抜けてくみたいだそうで。
演奏後、興奮しながら着替えて、改めてご本殿にお参りして、写メを撮りました。
不思議なことに演奏が始まると雨が止んで…。
「今度は晴れた時に奉納して下さい。」と、権宮司さんがおっしゃられてたそうです。
野外の演奏は、色んな天候や雑多な音に囲まれて、ホールとはまた違う雅楽の世界を感じられて面白いなぁ、と。
ホテルに向う道中、夜の神秘的な鳥居をパチリです。
疲れがこの辺りでやって来ました。
緊張の糸が切れた…。
打ち上げの席で、芝先生から「本番に強いね。」とお言葉を頂いて、あ~なんとかなんとか無事に終えられたんだなぁ、と。
ご馳走と、お酒が進んで、楽しい打ち上げでした。
みんな笑顔で。
あ~、私はなんと運の良い笛吹きなんやろ。
と、しみじみ思いました。
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