能面公募公演「天鼓」。
もう、記憶が薄ぼんやりするくらい遠い先日、和太鼓奏者のくみこさんのお誘いで、滋賀の大津に在ります大津市伝統芸能会館で開催されました、第2回能面公募公演で能「天鼓」を見ました。
大阪にいた頃に知人のお誘いで何度かお能は拝見させて頂いてたのですが、全く無知で色々勝手に想像して見て楽しんでいる感じで。
当日券を会場で購入してお昼ご飯を食べました。
タイ料理のASIAN CAFE 「SUBURU」さんのランチをよばれました。
お店も雰囲気が良くてなかなか落ち着けるなぁ~。
トムヤンクンスープとサラダをまずはよばれて。
美味しいなぁ。
パッタイと言うタイの焼きそばがメインで、甘い麺に、レモンをしぼって食べるとさらに美味しかったです。
本当はデザートまで行きたかったのですが、時間なので会場へ。
最初に、能面のお話が有って、公募の面と装束をつけられて実演が有りました。
そして、こちらも公募の面を付けて能「天鼓」が演じられました。
簡単に書くと、中国のお話で、王伯の息子・天鼓は天から授かった鼓を打って人々を感動させていましたが、時の帝に鼓を召し上げられそうになり鼓を惜しんで天鼓は山中に逃れましたが、呂水に沈められてしまいました。その後、宮中に持ち帰られた鼓は誰が打っても鳴らず、王伯が命じられて鼓を打つことになり、亡くなった我が子の天鼓を思い鼓を打つと妙音が流れ出ます。心を打たれた帝は王伯に褒美を与え天鼓を弔う管弦講を行います。すると呂水に天鼓の霊が現れ鼓を打ち楽しく舞って夜明けとともに消えて行きます、と言うお話で。
ものすごく、苦しんでる王伯の思いが表現されて。
でも、勅使の人も、王伯の思いを理解しながらも命令だし、打つ様に迫るし。
打った直後、バチを落とすところなんかドラマティックやなぁ~と。
天鼓の霊も、老人王伯と二役なのですがそれを感じさせない華やかでどこか幻想的な舞でした。
眠くなるかなぁ~、と心配でしたが全然大丈夫でした。
でも、色々と疑問なことも有るのでお能にお詳しい知人に尋ねてみようかと思います。
二時間ドラマのサスペンスみたいに途中でお話のおさらいが有ったりして、面白いなぁ。
でも、舞台裏の大変さが伝わるドスンバタンと言う音がはっきり響いて聞こえたのは、少し現実に戻されたなぁ~。
でも、ものすごく勉強になり楽しかったです。
くみこさんとも伝統芸能鑑賞をまたしたいなぁ、と盛り上がりました。
また、お能を見に行きたくなりました。
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