沖縄フィールドワーク一日目その①
ようやく色んなことが一段落ついて、ブログを書く気持ちになりました。
そんな日々の中、台風が恐ろしい被害を出してて、本当に怖くそして胸が痛みます。
どうか、一日でも早く復旧されます様に。
先日、勉強に行きました沖縄の一日目の平和学習は、よみたんガイド風の会のHさんとのお出会いから始まりました。
フィールドワークとは、見て聞いて歩いて感じる総合学習です。
待ち合わせ場所の読谷村のJAからの眺めです。
読谷村の村民の方々が、努力を重ねて米軍基地から取り戻された土地です。
そして、波平に在る「チビチリガマ」へ向いました。
うっそうとした林の中を下りて行くと…。
チビ(お尻)チリ(切れてる)ガマ(自然洞穴)で、先の大戦の沖縄戦で、小さいガマに多くの村民の方が劣悪な環境の中、非難されておられました。
極限状態の中、追い詰められた村民の140人中83人が集団自決されたガマです。
Hさんのお顔も声も張りつめて、その時の状況が語られますと、ただただ胸がつぶれそうになり泣いていました。
仲の良かった人達が殺し合い、毒を求めて人が並ぶ、想像を絶する状況に。
18歳の娘さんが清い体のまま死にたいと頼んで母親に殺された、絶望しかない空間…。
そんなたくさんの犠牲者の皆さんのおかげで、今の私達の平穏な生活が有る…。
たくさんの折り鶴が平和を願い手向けて有りました。
もう、どうしようもない悲しみの感情でいっぱいの中、地元の高校生達の平和への活動を聞いて、この悲惨な戦争を語り継ぎ、平和を祈る努力を私達はしないといけないと改めて思いました。
黙祷を捧げて、次の場所へ移動しました。
これは、平和を祈る歌「さとうきび畑」の歌碑です。
作者寺島尚彦さんが、さとうきび畑の下に、未だ埋もれたままの沖縄の戦没者の魂に揺り動かされて作られたそうです。
さとうきび畑を通り抜ける風の音を感じて…。
ここにも平和を祈る千羽鶴が手向けて有りました。
たくさんのさとうきび畑が見えるこの場所で、Hさんの「さとうきび畑」を聴いてまたまた涙腺が崩壊…。
ここで、清掃活動をされてた地元のおじい達と出会えました。
清掃後、楽しくお疲れさん会???お茶会???されてて。
温かくて、優しくて。
さとうきびをその場で刈って来て、私達にくださりました。
生のさとうきび、こんなんなんやぁ。
そして、また、学習場所へ移動。
ここは、「象の檻」と呼ばれた米軍の通信基地が在ったところです。
2007年に地権者に返還されました。
村中がすっぽりと盗聴器の中にいる様な状態だったそうです。
ラジオはまともに聞けないし、家の中は盗聴され放題で…。
今後この土地をどうしていくのか、様々な意見が有るそうです。
まだまだフィールドワークは続きました。
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