この音色の為に。
遠い先日、京都でお世話になってます雅楽会の定期演奏会でした。
今回は、いつもの京都の北山のコンサートホールではなくて…京都造形芸術大学の「春秋座」でした。
なんだか会の都市伝説では無いのですが、この会場では、今まで数々のアクシデントに見舞われたので、みんなでピリピリとしてました。
ですが、めっちゃ良いお天気に恵まれて、なんだか気持ちも爽やかで。
しかしながら、私は、事務局のお手伝いをしてますもんで、前日の深夜まで雑用に追われガタガタで会場入りでした。(学習能力が無くて、宿題を貯め込む派なんです…。)
目が回る様な作業に追われて追われて…。
知らない内に、時間は過ぎて行きます。
一緒に作業している笙のIさんと、このお手伝いをしている内は定期演奏会を楽しめませんね、なんて嘆いてます。
でも、今までの事務局さんに本当に感謝しないといけませんね。
あれよあれよで、リハーサルでした。
管絃の部では、ライトがめちゃあたってて暑くて暑くてぼ~っとしてしまいました。
これは、危険やな。
舞楽は、芝先生の後の席を今回もゲット出来ました。
緊張するんですが、この為だけに一年頑張ってるので。
リハの合間の風景です。
リハは、全リハでした。
もう、後は、バタバタと着装して本番です。
今回は、板付きなんで、それだけはありがたいなぁ、と。
幕が開いて、たくさんのお客様を見て感激と感謝で。
無心で管絃を吹きました。
意外と本番は会場が涼しくて、ボケずにすみました。
延べ只拍子の魅力は、まだまだ楽しめませんが、いいなぁ~、としみじみ。
そして、芝先生の雅楽アラカルトを舞台袖で聞かせて頂きました。
この舞台は、袖が有るので生のお声を聞くことが出来ます。
越殿楽とわらべ唄の関係についてのお話で、すごく興味深くて面白かったです。
「お地蔵さん」の歌詞、めちゃめちゃ可愛くて日本らしくて最高です。
歌ってしまいそう。
講演を終えられた芝先生に、思い切ってお話させて頂けて、最高な時間でした。
長~い年月を経て、ようやくなんで、調子に乗ってますがお許し下さい。
舞楽は、芝先生の音色や醸し出す雅楽の世界に感動しながら吹かせて頂きました。
一気に天上界の音色へと変わっていく様な。
全身から音が響いてくる、それがみんなに伝わっていって。
あ~、雅楽を吹いてるんや、私。
吹きながら、終わらないで欲しいなぁ、とか。
ちょこっと思うんです。
なんとか無事に演奏を終えて、事務局の雑用も終えて…楽しい打ち上げへ…はいけませんでした。
次の日は、篠笛の演奏で朝が早いのと帰ってから色々と準備しないといけないので断念して帰りました。
今年も雅楽会が無事に終わりました。
色々と有って、もう、あかん、と思いましたが、たくさんの方々に助けて頂きまして続けられました。
芝先生の音色がお側近くで聴けて一緒に演奏させて頂けて、たくさん感動して、たくさん勉強しました。
そして、何よりも、お越し頂きましたお客様、本当にありがとうございました。
少しでも、雅楽の素晴らしさを感じて頂けたら嬉しいです。
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